コンピュータ将棋研究Blog

Twitterアカウントsuimon@floodgate_fanによるコンピュータ将棋研究ブログです。

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スマホ版真やねうら王をShogiDroidに入れる手順

私がスマホ版真やねうら王をShogiDroidに登録した方法を紹介する。
(他にもっといい方法があるかもしれない。あくまで一つの方法と考えてほしい。)

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※10/16追記スマホ版真やねうら王が半自動ダウンロードに対応しました。

http://shogidroid.siganus.com/engines.html

http://shogidroid.siganus.com/gikou.html#auto

本記事は今後、本体のバージョンアップや評価関数の差し替えをしたい人が参考にしてください。

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動作環境: Android 5.0以降 64bitOS, RAM3GB以上の端末でないと

この方法でエンジンを登録しても対局開始時にエンジンが動かないので注意して下さい。

①ShogiDroid公式サイトhttp://shogidroid.siganus.com/
からエンジン一覧をクリック

→YaneuraOu 2016 mid(※実際にはLate) 実行ファイルのみhttps://github.com/ai5/YaneuraOu/releases

からShinYaneuraOu_Bin.zip をダウンロード。

②ダウンロードしたファイルを展開する。

f:id:fg_fan7:20161015082543j:plain

このようなファイル構成になっている。
ここから評価関数ファイルと定跡ファイルを用意する。

③やねうら王のダウンロードサイトhttps://github.com/yaneurao/YaneuraOu

からそれぞれダウンロードする。

評価関数ファイル : やねうら王のGitHubの「やねうら王評価関数バイナリ」ところから真やねうら王の評価関数ファイルをダウンロードして解凍。

定跡ファイル : やねうら王のGitHubの「定跡集」ところから真やねうら定跡をダウンロードして解凍。

④次にAirMoreをダウンロードする。(既にダウンロードしている方は起動する)
https://airmore.com/jp/help/android/files-android-to-pc.html
URLに書かれた手順に沿って、AndroidとPCを連結させる。
連結できたらPCのページからファイル→スマホのメモリー→ShogiDroid→engineと移動する。そこに上にある「新規フォルダ」をクリックし、ShinYaneuraOu(名前は好きなものでOK)というフォルダを作り、②で作成したすべてのファイルを上の「ファイルのアップロード」をクリックしアップロードする。

次にまた「新規フォルダ」をクリックしbookevalというフォルダを新規作成する。

bookに③でダウンロードしたyaneura_book3.dbを上の「ファイルのアップロード」をクリックしアップロードする。

evalに③でダウンロードしたKK_synthesized.bin、KKP_synthesized.bin、KPP_synthesized.binを上の「ファイルのアップロード」をクリックしアップロードする。(ファイルが重いので転送には時間がかかる。)

f:id:fg_fan7:20161015085725j:plain

このようにファイルが構成されていれば大丈夫だ。

⑤この後はShogiDroidのエンジン管理からエンジン選択でShinYaneuraOu(※名前は自分が付けたもの)を選択→エンジンオプションで設定画面が起動すればエンジン登録は成功だ。後は自分が好きな設定に変更する。(私はThreadsを8、BookFileをyaneura_book3.db(いわゆる真やねうら定跡)に変更した。

f:id:fg_fan7:20161015090051p:plain

f:id:fg_fan7:20161015090110p:plain

念のため、対局もしてみるといいだろう。

f:id:fg_fan7:20161015090326p:plain


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長々と書いたが、途中からのダウンロードの方法には他の方法もあると思う。
もしダウンロードのやり方がわからなかったり、途中で躓いた人は参考にしてみて欲しい。

どんな機種のスマートフォンがおススメかと言うと、私はHuawei P9を使用している。

この機種はCPUに現在最高水準のkirin955 オクタコア が使われており、また搭載メモリも3GBなので現在の最強クラスのスマートフォンで動くソフトは全てエンジンが起動する。

もしどんな機種がいいのか迷っている人は参考にしてほしい。

またこの機種はSIMフリーとなっている為Wifi環境があれば今回紹介したダウンロードの方法でエンジンは登録できるし、月々の通信費用はそのWifi環境のみであり、追加で費用が発生するわけではない。

本体は現在の相場では5万5000円前後である。

 

Huawei P9 SIMフリースマートフォン (グレー) 【日本正規代理店品】EVA-L09-GREY